エム・アイ・コンサルティング
グループ株式会社
代表取締役
コンサルタントとしてのキャリアをスタートして、40年が過ぎました。その間、日本は、世界第2位の経済大国から、ジャパン・アズ・ナンバーワンでピークを迎え、失われた30年を経た今、いよいよ限界の淵に立っているように思えます。
冷戦の終結と中国の台頭を受け、超大国アメリカの傘の下で経済的繁栄が確保されていた時代は、終わりました。グローバル化の是非を判断する段階は過ぎ、如何に適合するかを考え抜き、行動する時代に入ったと言えるでしょう。
そのような時代において重要なのは、自らの強みをしっかりと認識し、その強みを活かし付加価値を高める戦略を、立案して実行することです。坂の上の雲を抜けた我々には、未知の領域に踏み出していく勇気と知恵が今、求められています。
私たちは、志を持つ日本の挑戦者企業や組織と共に、真に価値創造に貢献するビジネスを、単なるコンサルティングに留まることなく様々な形で自ら参画していくことで、日本の成長戦略に貢献していきたいと思います。
[略歴]
私のキャリアはアクセンチュアにおけるコンサルタントおよびパートナーとしてのマネジメント経験に始まりました。その後、MICGの経営を経て、株式会社トプコンの役員に就任しました。アイケア事業本部長として、同事業マネジメントのグローバル化と業績のV字回復、米国に赴任し新拠点設立とマイクロソフト社との戦略的提携を成立させるまでを担い、2024年6月に退職し帰国しました。これまで職業と並行して、ビジネススクール教授/講師やアドバイザー、国土交通省成長戦略会議委員をはじめとする各種委員や地方自治体のアドバイザーも務めてまいりました。そのため、政・産・官・学に渡る人脈を築いており、価値ある人と人を引き合わせることが、個人としてのエキスパティーズです。
2018年に、請われてアイケア検査機器を製造販売するアイケア事業本部の常務執行役員本部長に就任。海外売上比率が80%を超える事業本部において、One ECBの旗印の下、グローバルStreamline化による改革を遂行。M&A (売却を含む) による事業ポートフォリオ変革、海外拠点を中心としたソリューションビジネスへの投資を実施。